舌の筋トレ

2019-02-11

舌の筋トレ
舌の筋トレ2019年2月10日の毎日新聞が、舌の筋トレについての記事を載せていました。高齢になると、食事中にむせたり食べこぼしたり、かみにくい食べ物が出てきたりします。
こうした口の中の機能低下は全身の衰えを招くと考えられ、「オーラルフレイル」の状態といわれます。
どうしたら機能を改善できるかの具体策が紹介されていました。



舌の筋トレ歯や舌は、◎食べ物を飲みこむ ◎かみ砕く ◎言葉を発する ◎呼吸する など、生きる上で大切な役割を担っています。
これらの機能が低下すると、人と話すのがおっくになって会話が減ります。
かめないので軟らかい穀類や菓子類ばかり食べて栄養状態が悪化し、やがて体力が落ち、外出が減っていきます。

高齢者医療に長年携わる東京都健康長寿医療センターの歯科口腔外科部長の平野浩彦先生はシニアは口腔機能の衰えから、ドミノ倒しのように一気に心身の活力が弱まる悪循環に陥りがちで、誤嚥性肺炎や認知症など大きな病気に至る恐れがあるといっています。
シニアの口腔ケアは「歯」のケアだと思われがちだが、実は歯のケアはすでに浸透しているとのことです。

その反面、「舌の力を維持・向上させるためのケアはおろそかにされがちだ」と平野先生は指摘しています。どうすれば舌の力を維持・向上できるのか?



舌の筋トレ平野先生がすすめるのが、口のトレーニングです。頬や舌はすべて筋肉で動き、体の筋力と同様に次第に衰えます。
普段から口周りを意識して動かし、噛む力や飲みこむ力を鍛えましょう。

iPhone(アイフォーン)向けアプリ「毎日パタカラ」を使った「パタカラ体操」はうってつけです。
また、適度に硬さのある物を日常的に食べれば、「食べトレ」になります。かみごたえがある野菜や海藻類、魚介類、肉類、種実類を積極的に食べるようにして下さい。
「たくあんやみりん干しなど、献立にかみごたえのある食品を少し取り入れるだけでもかむ機能を改善する良いトレーニングになる。口にトラブルを感じたら、健康なときから意識的にケアしていくことが大切」 と平野先生は呼びかけています。

配信 Willmake143


Copyright(c) 2010 SONODA DENTAL CLINIC All Rights Reserved.