毛細血管クライシス

2019-02-26

毛細血管クライシス
毛細血管クライシス婦人画報の2019年3月号に 「毛細血管クライシス」 という記事が載っていました。取材に協力しているのは金沢医科大学病院女性総合医療センター副センター長の赤澤純代先生です。

記事にはこう書かいてありました。「静脈や動脈のような太い血管のダメージは、心臓や脳などの命に関わる大きな病気に関係します。動脈と静脈をつなぐ、髪の毛の10分の1ほどの細い毛細血管は、すぐに命に関わることはありませんが、健康維持に大きな影響力を持っています。毛細血管は37兆個を超える全身の細胞に栄養分や酸素を届け、老廃物を回収して静脈に送るという重要な働きをしているのです」。重要な働きをしている毛細血管も例外ではなく、加齢とともに老化します。



毛細血管クライシス急速に毛細血管の老化が進むは45歳からだそうです。
30〜44歳に比べると、75〜89歳では3分の1近く減少するというデータもあります。
一人のヒトの毛細血管をつなぐと6〜7万キロほどの長さになるといわれています。体の隅々まで張り巡らされている毛細血管の老化が表れやすいのは肌と髪です。毛細血管は見た目年齢に大きく影響します。



毛細血管クライシス資生堂とソウル大学皮膚科チャン教授との共同研究によれば、40代後半になると皮膚毛細血管の機能が低下すると栄養が皮膚の末端まで届きにくくなることがわかっています。
毛細血管の老化の影響が及ぶのは、肌と髪だけではありません。全身の血行不良はもちろん、粘膜、関節、骨、脳、内臓、代謝や免疫にも密接に関係しています。
毛細血管の健康維持は、全身の健康を司る要といっても過言ではありません。毛細血管の末端まで血液が届かなくなるとその毛細血管はゴースト血管となり、全身の不調の原因となります。

毛細血管の壁細胞と内皮細胞をぴったりくっつけて安定した血管にするためにはTie2という受容体を活性化させることだそうです。
毛細血管の壁細胞の接着を強くするTie2受容体を活性化するには、ふくらはぎ運動が効果的です。かかと上げ下げエクササイズがおすすめで、ふくらはぎのポンプ作用が期待できますと書いてありました。

配信 Willmake143


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