口から考える認知症

2020-09-22

口から考える認知症
口から考える認知症>2020年9月20日付の読売新聞が、ハート・リングフォーラム2020のWEB動画が配信されていることを紹介していました。

ハート・リングフォーラム2020は、厚生労働省や日本医師会などが後援しているフォーラムで、今年のテーマは「口から考える認知症〜世代を超えた課題、“認知症”に光をもたらす視点〜」です。
フォーラムでは、「食べることと認知症の関係」を軸に、医科、歯科、栄養学、介護の視点から講演が行われています。大妻女子大学臨床栄養管理研究室の川口美喜子教授はこう述べています。


口から考える認知症「食べる喜び」は、心身の回復を支えます。健康に長寿を生き抜くために、元気なうちから「食べる」セルフケアに取り組みましよう。
高齢者が食べられない原因には、食べる機能の低下、口腔内や義歯のトラプル、病気やケガの影響、服薬している薬の副作用などが考えられます。

「高齢になったら活動量が減るからあまり食べなくていい」など、間違った思い込みから食べずにいて栄養障害が出る例もあります。
食べられなくなることは、認知力低下、身体機能低下につながるので、食べ続けるためのお口のケアをし、食べ方と食事の質を見直して、しっかりとした食事を心がけることが重要です。
私は低栄養・フレイル予防の食事スタイルとして、主食の炭水化物、主菜のタンパク質、副菜の野菜・海藻・きのこを食べること、1日1回乳製品とフルーツ、スープを摂ることを勧めています。

食べる喜びがあると人は元気になるので、量よりも質を重視し、食べる人がおいしいと感じるような言葉を重ねて食事を勧めて、食べてもらうようにしています。
食べることと同時に守りたいのが、しゃべる生活です。
楽しく食べ、しゃべれたら、その人は必ず笑顔になります。
食べる口としゃべる口の健康を維持して、孤独を遠ざけ、毎日を笑顔で過ごしてください。

動画は下記アドレスから見ることができます
https://yab.yomiuri.co.jp/adv/heartring2020/

配信 Willmake143


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