温活しましょう

2021-12-08

温活しましょう高齢になると、体が冷えやすくなります。慢性的な冷えは健康の大敵です。
寒さが本番になるのを前に、運動や食事など生活習慣を見直し、体を温める「温活」を始めてみましょうという記事が2021年12月2日の読売新聞に載っていました。

高齢になるにつれ、冷えに悩む人が多くなります。
厚生労働省の国民生活基礎調査(2019年)では、手足が冷える自覚症状のある人は、1000人当たり女性が31人、男性は14人。
65歳以上では女性60人、男性38人となり、75歳以上に限定すると、それぞれ80人、53人まで増えるそうです。
温活とは、身体を温めることにより本来持っている免疫力を上げることです。私たちの体温の平均値は36.89±0.34℃になります。

体温が1度下がると
 ●免疫力は約30%低下(さまざまな病気にかかりやすく、治りにくい)
 ●基礎代謝は約12%低下(太りやすく、やせにくい)
 ●体内酵素の働きが約50%低下(消化能力・エネルギー産生力が低下)
といわれています。

体温が下がりすぎないように維持をしているのは主に筋肉の働きです。
熱生産の約60%は 筋肉によるものですので、運動不足や肥満で筋肉量が少ないと熱生産ができず、体温が低くなります。活発な筋肉をつくり、体温を維持しましょう。


温活しましょうまた、偏食や無理なダイエットによって栄養が不足したり、新陳代謝が落ちることは熱生産を 弱めることになりますので、バランスの良い食事を摂取するよう心がけましょう。
血行を良くするビタミンE、栄養素の代謝を助けるビタミンB群、貧血を解消する鉄分、筋肉の 基になるアミノ酸などが効果的です。

一般社団法人・日本温活協会(東京)が認定する「温活指導士」で鍼灸師の川崎真澄さんが勧めるのは湯たんぽの活用です。
容器に入れるお湯は70度前後。抱いてほのかに温かく感じる程度にします。全身に冷えを感じる人はお腹の近くに置くと、内臓から温まり、全身の血流が良くなります。
首の後ろにおいても体温が上昇します。ただし、低温やけどには注意して下さい。

配信 Willmake143


Copyright(c) 2010 SONODA DENTAL CLINIC All Rights Reserved.