3大ナッツでアンチエイジング
美肌に、ダイエットにと年齢を問わず注目のナッツ。なかでもクルミ、アーモンド、ピスタチオには血管から全身を若く保つ働きがあることを日経ヘルス2022年秋号が紹介していました。
食物繊維やビタミン、ミネラル、良質な油を含み、美肌やダイエットに役立つと女性に人気のナッツ。
実は、血管の柔軟性を高め、全身を若く保つという点でも注目の食材です。
でもなぜ血管が柔らかいといいのでしょう。「血管が硬くなると、十分な酸素や栄養を送ることができなくなり、皮膚や筋肉、臓器などが老化しやすくなる」
と愛媛大学医学系研究科抗加齢医学講座の伊賀瀬道也教授が言っています。
「センターの調査では、血管年齢が高い人は、シミやシワなどが多く、見た目年齢も高かった」ということです。
さらに、順天堂大学大学院の南野徹教授は「血管の細胞は、全身を若く保つさまざまな物質を作る。たとえば、血管の細胞が作るNO(一酸化窒素)という物質がそのひとつ。
血液と共に流れていって、血管の先にある組織でエネルギー産生を高める」と言っています。
一方、血管細胞でのNO産生量が減ると、筋肉でのエネルギー消費が低下したり、臓器の働きが悪くなったりするそうです。
そんな、全身のアンチエイジングの要となる「血管」を若く保つのがナッツというわけです。
「クルミとアーモンドには血管の老化を防ぐ働きがあることは以前から知られていたが、新たにピスタチオでも効果があることがわかってきた」
と伊賀教授は話す。お勧めは1日25g程度を食べ続けること。血管が若返り、ダイエット効果も期待できるということです。
血管を若く、柔らかく保つには「1日25g程度のナッツを食べるといい」というのはナッツの健康効果に詳しい井上教授。
「海外の研究では、大量のナッツで健康効果を検証したものが多いが、カロリーなど考慮すると、日本人には25gくらいが適量」という。
配信 Willmake143