身につけよう よくかむ習慣

2014-05-04

身につけよう よくかむ習慣
身につけよう よくかむ習慣2014年5月3日付の日経新聞に “身につけよう よくかむ習慣” という記事が掲載されています。記事には、子どもの頃につけたしっかりかむ習慣は、年齢を重ねてからの生活にいい影響を与えるかもしれないと書かれていま した。
成人になると、よくかむことは生活習慣病の予防との関わりでも軽視できなくなるからです。

「成人は、歯の組織が未成熟な子どもや唾液の量が少なくなる高齢者に比べて虫歯になりにくい。だから口の中の環境やしっかりかむことの意識が薄れ がちになる。
しかし、この時期の取り組みが高齢になった時に、残る歯の数や糖尿病にかかるリスクに差をもたらす」と東京医科歯科大学の水口俊介教授は指摘して います。

高齢者はさらにかむことの効果が大きくなります。2分間ガムをかんで記憶力に関する調査を神奈川歯科大学などの研究チームが実施したところ、60 歳〜76歳の高齢者では約2割で記憶力が顕著に上がったそうです。
日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック院長の菊谷武教授は、「高齢者になるとかむ力が衰えるが、巧みに口の中を動かせるかが、より大 事」だと述べています。

かむことは咀嚼(そしゃく)という口全体の運動の一部。かんだ食べ物に舌をからめたり、頬を動かしたりしながら食べ物を口の中でまぜるなどの一連 の動きを高齢になるほど、なめらかにできるかがポイントになるからだそうです。
まずは自分の咀嚼能力やどういった部分が衰えているかを知った上で、家でも舌や頬を動かすトレーニングをすることを菊谷教授はすすめていました。

配信 Willmake143


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