10月, 2018年
ミックスナッツ 食べるだけダイエット
日経ヘルス2018年11月号には特別付録がついています。その付録の中に 「ミックスナッツ食べるだけダイエット」 が紹介されていました。
慶應義塾大学医学部の井上浩義教授は 「ナッツを食べてやせるのは、主に良質な脂肪により満腹感が得られて間食が減ること、食物繊維によって便通がよくなることが大きい」 と述べています。
また、「酸化ストレスが高い人は肥満度が高いという研究がある。アーモンドのビタミンEや、クルミに含まれるポリフェノールは、毎日取り続けるとダイエットに役立つ」 とも述べています。
そこで、提案されていたのがミックスナッツを食べるダイエット法です。
一種類のナッツを食べ続けるダイエットは、食べ飽きたなどの理由で中断してしまうケースも多いので 、アーモンドとクルミを7割、その他を3割にしたミックスナッツを薦めています。
ミックスする食材は、値段が安く、薄皮に抗酸化作用があるピーナツ、たんぱく質やイソフラボンを含む大豆、ビタミンやミネラルが豊富なカボチャやヒマワリの種などです。
配信 Willmake143
更年期とエクオール
更年期症状の対策として大豆イソフラボンを摂取する女性は多くいますが、実はイソフラボンが体内で分解されてできる「エクオール」という成分が鍵を握っていることを2018年10月15日の日経新聞が紹介していました。
新聞記事によれば、日本人でエクオールを作れるのは2人に1人で、若い女性は更に少ないそうです。
更年期になると女性ホルモンの一種である「エストロゲン」が減り、閉経の前後5年ごろから様々な症状が現われます。
エストロゲンが足りないとき、代わりに働くのがエクオールです。
大豆製品に含まれるイソフラボンを摂取すると腸内細菌で分解され、エクオールができます。
エストロゲンと構造や働きが似ています。エストロゲンの減少でほてりやのぼせなどの更年期症状が出ます。
手のこわばりもその一つです。7〜10年ほど放置すると、手指の関節が変形する「へバーデン結節」などを発症することがあり、多くの女性は女性ホルモンの急な減少に伴う更年期症状と気づかず、整形外科などを訪れがちだと記事には書いてありました。
20〜30代の若年層でエクオールを作れる人は欧米並みの30%程度に減ったといいます。豆類を食べる量が減ったのが原因のようです。
厚生労働省の調査では、20〜30代の豆類摂取量は政府が定めた目標に対して達成率が約5割にとどまり、60代の約8割を大幅に下回っています。
豆製品からイソフラボンを摂取してもエクオールに分解できない体質の人にとって、サプリ等で直接摂取することができるようになっています。
ただ、注意すべき点もあります。体質や体調によって効き方に差があり、ホルモン療法に比べ効果が現われるのに時間がかかるそうです。
人によってはホルモン療法との併用がよい場合もあります。
決められた量以上を摂取し続けると、乳がんを発症するリスクも指摘されていますので、どの手法を選ぶかは医師と相談して慎重に決めて下さいと書いてありました。
最近はサプリの種類が増えており、品質にばらつきがあるので専門家は、合成ではなく天然由来の成分を発酵させて作ったサプリを勧めています。
配信 Willmake143
肺ストレッチ
NHKガッテン2018年秋号では「体も心も老けない新・呼吸法」がとりあげられていました。
当たり前のように、意識しなくても続けていられる呼吸。ところが、知らずしらずのうちに、普段の呼吸数が増え、心身の不調を招くことがあるそうです。
「呼吸数が多い」とは、イコール呼吸が浅く、速くなった状態です。
呼吸のリズムが速いと、脳の「呼吸中枢」が“緊急モード”になり、血圧を上げ、筋肉を緊張させます。
本来は危険から逃げたり、行動を起こすために必要な仕組みですが、常に呼吸が速いと、体の緊張が解けず、肩こりや冷えなどのトラブルを招きやすくなると書いてありました。
このような困った事態を改善するには、ズバリ「呼吸数を減らす」ことです。
呼吸数を減らして、ゆっくりとしたリズムで呼吸をすれば、「呼吸中枢」も「扁桃体」も、“緊急モード”を解除し、心身がリラックス状態になります。
その結果、諸症状の改善が期待できるのだそうです。呼吸数を減らすために、肺ストレッチ(呼吸筋ストレッチ)が紹介されていました。
配信 Willmake143
見ためファースト
脚本家・内館牧子さんの新刊 「すぐ死ぬんだから」 が、人生100年時代の新 「終活」 小説として、いまベストセラーになっています。
読者から 「70代に向かってはつらつと生きていける気がしました。シニアも悪くないね」、「高齢者の日常がリアルに書かれており、主人公の言葉や生き方に胸のすく思いです。ファッションについても共感しました」などといった感想が寄せられています。
内館さんは週刊朝日に 「暖簾にひじ鉄」 というコラム欄をもっています。
2018年10月5日号のコラムのタイトルは “見ためファースト” でした。内館さんはコラムの中でこう書いています。
私は「どうせすぐ死ぬんだから」と自分に手をかけず、残されたもののために終活に励む高齢者を見て、こんな晩年でいいのかなァと思うことが多かった。
「どうせすぐ死ぬ」と言ったところで、人生100年時代、すぐに死ぬ保証はない。ならば、終活の手をちょっと休めて、その手を自分にかけるほうがよくはないか。
私はまずは外見、つまり見ためを磨くことが何よりも生きる力になると考えている。有名無名を問わず、生き生きと後期高齢期を生きている男女は、見ためが素敵な人が多い。
それは何も高い服や化粧品を買うということではなく「可能な範囲内」で外見に手抜きをしないということである。
外出する際は、常に他人の目を意識しているということだ。可能な範囲内で見ためを磨けば、生きる姿勢が変わる。見ためが変われば、心持ちも変わる。エンディングノートを整えるより、まずは肌を整えようと思うのではないか。
そこで、私は78歳の女性を主人公にした小説を書いた。
彼女はまったく自分に手をかけない女だったが、68歳の時に実年齢より「バアサン」に見られて目がさめた。以来、「見ためファースト」で生きていく。
心理学者で東北大大学院の阿部恒之教授は、スキンケアは「癒し」をもたらし、メイクアップは「励み」をもたらすと書いている。
一日の終わりに化粧水やクリームで、自分を慈しむ行為は確かに「癒し」だ。そして、メイクで自分を飾る行為は、社会と対面する「励み」だという。
私は車椅子で生活している後期高齢者女性で、外出する際はメイクも服も髪も実に美しく装う女性を複数知っている。
まさしく、社会と対面する「励み」をもたらしているのだと思う。「ネグレクト」という言葉は一般的には「育児放棄」という意味で使われるが、「セルフネグレクト」となると「自分で自分を放棄する」の意だ。
自分に関心を持たず、悪い意味で、あるがまま。「すぐに死ぬんだから」はセルフネグレクトの入り口だろう。
週刊朝日で「ヘルプマン!」を連載中のくさか里樹さんがこれを痛快な漫画版にしてくれたそうです。(WEBコミックトム)
配信 Willmake143
メイクで暮らし いきいき
年を重ねても、自分らしいメイクで生き生き過ごしたい。そんなシニア世代向けの化粧品が次々に登場していることを2018年9月13日の朝日新聞がで伝えていました。
資生堂が50代以上の肌の変化や意識を調査し、2015年から展開しているのが、シニア世代向けのブランド 「プリオール」 です。ファンケルのシニア向けブランド 「ビューティーブーケ」 や花王の50代以上向けのアイシャドー 「オーブ クチュール ブライトアップアイズ」 なども紹介されていました。
記事には、資生堂への取材をもとに作成された「シニア世代のメイクのポイント」が載っています。
資生堂と千葉大学の共同研究で、高齢者が化粧をする時に使う腕の筋力は、食事の時の約2〜3倍であることが分かったそうです。
容器を開け閉めしたり、顔にクリームなどを塗ったりという動作は腕の筋肉を使うため、筋力や握力を保つ効果があります。さらに、脳に刺激を与え、認知機能を維持する効果も報告されています。
高齢者施設での「化粧療法」に取り組む資生堂ジャパンの池山和幸さんは、
メイクには「健康長寿を後押しし、生活の質を高める」と話しています。
肌のケアには、自分への意識・関心を保つ効果があります。メイクには、他者への意識・関心を維持する効果があります。
きれいにすることで外出したいという気持ちも生まれます。
配信 Willmake143
メイクで暮らし いきいき
年を重ねても、自分らしいメイクで生き生き過ごしたい。そんなシニア世代向けの化粧品が次々に登場していることを2018年9月13日の朝日新聞がで伝えていました。
資生堂が50代以上の肌の変化や意識を調査し、2015年から展開しているのが、シニア世代向けのブランド 「プリオール」 です。ファンケルのシニア向けブランド 「ビューティーブーケ」 や花王の50代以上向けのアイシャドー 「オーブ クチュール ブライトアップアイズ」 なども紹介されていました。
記事には、資生堂への取材をもとに作成された「シニア世代のメイクのポイント」が載っています。
資生堂と千葉大学の共同研究で、高齢者が化粧をする時に使う腕の筋力は、食事の時の約2〜3倍であることが分かったそうです。
容器を開け閉めしたり、顔にクリームなどを塗ったりという動作は腕の筋肉を使うため、筋力や握力を保つ効果があります。さらに、脳に刺激を与え、認知機能を維持する効果も報告されています。
高齢者施設での「化粧療法」に取り組む資生堂ジャパンの池山和幸さんは、
メイクには「健康長寿を後押しし、生活の質を高める」と話しています。
肌のケアには、自分への意識・関心を保つ効果があります。メイクには、他者への意識・関心を維持する効果があります。
きれいにすることで外出したいという気持ちも生まれます。
配信 Willmake143