7月, 2018年

人生100年時代の女の健康戦略

2018-07-27

人生100年時代の女の健康戦略
人生100年時代の女の健康戦略日経ヘルス2018年8月号に 「人生100年時代の女の健康戦略」 という記事が載っていました。
2017年の日本人の平均寿命は女性が87.26歳、男性が81.09歳で、ともに過去最高を更新したことが2018年7月20日、厚生労働省の調査で分かりました。
医療技術や栄養学の進歩などによって、人生100年という時代がやってきそうです。

日経ヘルスが、女性の健康面に絞って、いまからどういった考え方で、何をすべきかという “健康戦略” についてまとめた記事を紹介します。
人生100年時代、女性にとって意識したいのは、健康寿命を伸ばすこと。
「そのための対策は、60代、70代から始めるのではなく、より若いころから、心がけたい」と横浜労災病院産婦人科部長の茶木修先生は話しています。
その最も大きを節目は、50歳前後の閉経です。東京都健康長寿医療センター研究部長の大渕修一先生は 「女性の健康寿命に影響する最大の要因は“足腰の衰え”であることがわかってきた」 と指摘しています。
例えば、要介護になった原因を男性と比較したところ、変形性ひざ関節症など関節疾患は男性の約3.3倍に、骨粗鬆症など骨折転倒は約1.6倍に及んだそうです。
こうした女性の足腰の衰えの大きな原因に、閉経期に起こる骨密度の急激な低下や関節の弱まりがあります。

茶木先生は「閉経前に一度、骨密度を測定し、閉経後の経過を見ておくといい。特に母親が骨粗鬆症の場合、娘は注意が必要だ」と言っています。
骨密度の推移を見て、「骨密度低下に女性ホルモンが大きく影響している人の場合は、ホルモン補充療法で早めに骨粗鬆症の対策をすることも可能だ」そうです。
もう一つ重要なのは、筋肉量の維持です。大渕先生は 「筋肉は、弱くなった関節をサポートしてくれる。筋肉量を維持するため、早いうちから運動習慣をつけたい。
運動は認知機能低下の予防にもつながる」 と述べています。
閉経期には血圧が上がったり、脂質異常症になりやすかったりしますが、運動は血管ケアにも役立ちます。
「まずは運動で、いつまでも動ける体の土台づくりを!」と記事には書いてありました。


人生100年時代の女の健康戦略

配信 Willmake143

子どもを熱中症から守る

2018-07-23

子どもを熱中症から守る
子どもを熱中症から守る日本各地で記録的な猛暑が続き、熱中症への注意が連日呼びかけられています。
夏休みに入ると子どもが家で過ごす時間も増えるため、身近な大人が子どもの様子を十分見守る必要があると2018年7月22日の読売新聞が伝えていました。

乳幼児は代謝が盛んな一方、体温調節の能力が未発達で、体幹部の体温が大人より大きく上昇しやすく、熱中症になるリスクが高い。
小学生でも体調の変化を言葉でうまく伝えられないこともあるので、様子の変化をよく確認してほしいと記事には書いてありました。

頭が痛い、吐き気がする、だるい、力が入らないなどの症状があったら、エアコンのきいたところに移動するのが望ましい。さらに
1.体温が上がって体を冷やしても下がらない
2.汗が出なくなり手足が冷たい
3.呼びかけても反応が鈍い
4.尿が6時間以上出ない―といった場合は、急いで医師の診療を受けて下さい。



子どもを熱中症から守る環境省は、「熱中症予防情報サイト」(http://www.wbgt.env.go.jp)で、気温や湿度などから熱中症の危険度を示す「暑さ指数」を、大人と子どもに分けて公表しています。
暑さ指数は「危険」「厳重警戒」など5段階に分かれています。
暑さ指数が31度(気温ではおおむね35度)以上になると「危険」とされ、運動に関する指針では、「特に子どもの場合は中止すべき」だとしています。
子どもは身長が低く、地面の熱や照り返しの影響を受けやすいため、暑さ指数は大人より0.1〜0.3ほど高いそうです。
環境省の担当者は「サイトでは2日先の予測もチェックできます。お出かけの際の参考にしてほしい」と話しています。


子どもを熱中症から守る

配信 Willmake143

かかりつけ医の選び方

2018-07-15

かかりつけ医の選び方
かかりつけ医の選び方週刊朝日2018年7月13日号に「人生100年時代を生き抜く!かかりつけ医を選ぶ7か条」という記事が載っていました。
「かかりつけ医」という言葉を最近よく耳にします。日本医師会では、かかりつけ医を「健康に関することを何でも相談でき、必要な時は専門の医療機関を紹介してくれる身近にいて頼りになる医師のこと」と定義しています。
具体例として、記事の中で、生まれ育った東京都大田区で、先代から50年以上にわたって地域の医療に携わる、鈴木内科医院の鈴木央院長のことが紹介されていました。

患者のなかには先代からお世話になっている一家も多く、親しみを込めて「央先生」と呼ぶ人もいるそうです。
「患者さんの生活背景やさまざまな事情、考え方に沿った医療をするのであれば、地域にいるのが一番。その上で、かかりつけ医は「病気を治す=治療の目的」としないことが大事だ。
風邪などの感染症は別にしても、通院や在宅医療で診るのは、生活習慣病などの慢性疾患や、認知症、がんの緩和ケアなど。患者さんによっては、治療のゴールが “穏やかな死” でもあるわけです。
そう考えると、治すことだけが目的ではなく、患者さんが満足するような医療を提供すること、患者さんに笑顔になってもらうことだと思います」と鈴木先生は言っています。

記事の最後には「誰だっていつまでも元気でいたい。だが、現実は厳しい。そんなときに常に近くにいて、心と体を丸ごと支えてくれるかかりつけ医の存在はとても、心強いだろう」と書かれていました。


かかりつけ医の選び方

配信 Willmake143

命を縮める睡眠負債

2018-07-08

命を縮める睡眠負債
命を縮める睡眠負債週刊朝日2018年7月6日号の特集は 「命を縮める睡眠負債」 でした。1年前の6月18日にはNHKスペシャルでも 「睡眠負債が危ない〜“ちょっと寝不足”が命を縮める〜」 を放送していました。
そして番組では紹介しきれなかった取材を加えて書籍化もされています。その本には、こう書かれていました。

「きちんと寝ているはずが、通勤時間や仕事中につい、うとうとしてしまう」「仕事や家事で、思わぬミスをしがち」「特に原因が見当たらないのに疲れやすい」
こうした症状に少しでも心当たりはあるだろうか。もしかしたら、その不調は「睡眠負債」が原因かもしれない――。

毎日1、2時間程度のちょっとした睡眠不足が、まるで借金(負債)のようにじわじわと蓄積されていく。
いま睡眠研究の分野では、こうした「蓄積した睡眠不足」のことを睡眠負債 と呼び、対策の重要性が叫ばれるようになっている。
睡眠負債は、自分でも気がつかないうちに脳のパフォーマンスを低下させてしまう。その結果、知らず知らずのうちに仕事や家事の能率が低下することになるのだ。
そればかりか、命にかかわる病気のリスクが高まることにつながりかねない。
最新の研究によって、睡眠負債が続くと認知症の原因とされる物質が脳に蓄積しやすくなることや、がん細胞の増殖を加速させることもわかってきたという。
この私たちの健康を蝕む深刻な脅威に対して、世界中の研究者が警鐘を鳴らし始めていると書いてあります。
本には25万人超が参加した睡眠負債リスクチェック表が紹介されていました。


命を縮める睡眠負債

配信 Willmake143

舌を鍛えると長生きできる!

2018-07-04

舌を鍛えると長生きできる!
舌を鍛えると長生きできる!PHP研究所から2018年7月2日に 「舌を鍛えると長生きできる!」 という本が出版されました。
著者はオーラルフレイルの専門医として、臨床のかたわら研究も行い、講演も多数行っている東京都健康長寿医療センターの平野浩彦先生です。
本書のはじめには次のようなことが書かれています。

「近年の研究で、クチの力が強い人ほど健康寿命は長くなり、他方、クチの力が弱い人ほど要介護状態になりやすく、死亡率も高いことがわかってきました。
この危険な老化が進んで、心身の機能や活力が衰え、虚弱になった状態をフレイルと呼びます。2018年現在、国内の高齢者の少なくとも250万人が該当するとみられています。
私は、高齢者を対象にした歯科医として1990年から約20万人の患者さんを治療し、あわせてフレイルの予防と回復に取り組んできました。
クチのかわき、食べたときのむせや飲み込みにくさ、滑舌の悪さ・・・・。



舌を鍛えると長生きできる!一見、クチの中だけの間題と思えるこれらが、実はのちのち大きな病気につながり、身体全体を弱らせ、やがて死期を早めてしまったケースをしばしば目にしてきました。
また、ほとんどの患者さんが歯の治療をと来院されますが、クチの中を拝見すると、歯そのものでなく、クチの機能、とくに「舌」の力が衰えている方が目立ちます。
最近、よくオーラルフレイルという言葉を聞くと思います。クチの虚弱という意味の造語で、まさに、クチの機能の弱まりが、やがては要介護や、ときに死にも結び付くのだという事実を表しています。
また、2018年に口腔機能低下症という病名が認定されました。我々、歯科医は従来、主に虫歯や歯槽膿漏の治療を行ってきましたが、これからは、歯や歯茎だけでなくクチの機能全体を診療し、みなさんに快適な生活と健康で長生きする方法をお伝えする役割を担っていきます。
なかでも、みなさんに注目していただきたいのは舌です。全体が筋肉でできている舌を鍛えることが、クチの機能をよみがえらせ、長生きするためのキモになると思っています。
本書では舌を鍛えてクチの力をよみがえらせる方法をお伝えします」

散歩で脚を鍛えるように舌も筋トレ。オーラルフレイルとは、人生100年時代を乗り切るお口の健康新常識です。

配信 Willmake143


Copyright(c) 2010 SONODA DENTAL CLINIC All Rights Reserved.