更年期とエクオール

2018-10-16

更年期とエクオール
更年期とエクオール更年期症状の対策として大豆イソフラボンを摂取する女性は多くいますが、実はイソフラボンが体内で分解されてできる「エクオール」という成分が鍵を握っていることを2018年10月15日の日経新聞が紹介していました。
新聞記事によれば、日本人でエクオールを作れるのは2人に1人で、若い女性は更に少ないそうです。


更年期とエクオール更年期になると女性ホルモンの一種である「エストロゲン」が減り、閉経の前後5年ごろから様々な症状が現われます。
エストロゲンが足りないとき、代わりに働くのがエクオールです。
大豆製品に含まれるイソフラボンを摂取すると腸内細菌で分解され、エクオールができます。
エストロゲンと構造や働きが似ています。エストロゲンの減少でほてりやのぼせなどの更年期症状が出ます。
手のこわばりもその一つです。7〜10年ほど放置すると、手指の関節が変形する「へバーデン結節」などを発症することがあり、多くの女性は女性ホルモンの急な減少に伴う更年期症状と気づかず、整形外科などを訪れがちだと記事には書いてありました。


更年期とエクオール20〜30代の若年層でエクオールを作れる人は欧米並みの30%程度に減ったといいます。豆類を食べる量が減ったのが原因のようです。
厚生労働省の調査では、20〜30代の豆類摂取量は政府が定めた目標に対して達成率が約5割にとどまり、60代の約8割を大幅に下回っています。
豆製品からイソフラボンを摂取してもエクオールに分解できない体質の人にとって、サプリ等で直接摂取することができるようになっています。
ただ、注意すべき点もあります。体質や体調によって効き方に差があり、ホルモン療法に比べ効果が現われるのに時間がかかるそうです。
人によってはホルモン療法との併用がよい場合もあります。
決められた量以上を摂取し続けると、乳がんを発症するリスクも指摘されていますので、どの手法を選ぶかは医師と相談して慎重に決めて下さいと書いてありました。
最近はサプリの種類が増えており、品質にばらつきがあるので専門家は、合成ではなく天然由来の成分を発酵させて作ったサプリを勧めています。

配信 Willmake143


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