“ご機嫌脳”の作り方

2017-01-24

“ご機嫌脳”の作り方
“ご機嫌脳”の作り方おとなスタイルという雑誌の2017年冬号で、脳科学者の中野信子さん
が、「ご機嫌脳のつくり方」を解説していました。


“ご機嫌脳”の作り方脳科学者の中野信子さんによれば、以前よりも我慢が利かなくなった、すぐにカッと来て、不機嫌になりがちということが増えていたら、脳の中の “前頭葉” の機能が落ちているサインだそうです。

前頭葉は脳の前方にあり、脳の司令塔と言われ、考えや行動をコントロールする大切な部分です。
中野さんは前頭葉の前頭前野と呼ばれる部分の衰えを防ぐトレーニングとして、今この瞬間の自分の感情を認知する練習をすすめています。
たとえば、怒りがこみ上げてきたら、「私、今、怒ってる。こういった状況になると私は怒るんだな」 と少し立ち止まる。なんで、怒っているんだろうと原因を分析したり、反省したりする必要はなく、まずは、怒っている自分を斜め上あたりから眺めるように、 客観的に自分を観察する練習です。

これは今話題の 「マインドフルネス」という訓練法です。「今の50代の女性は、“いつまでも若々しく” という価値観が主流で、脳や気持ち、身体の衰えを認めにくく、自分の状態を冷静に観察することを避け、客観視できない傾向が強いように感じます。
ですが、若さばかりを追い求めると、徐々に訪れる脳や身体の機能低下とバランスが取れなくなり、逆に気持ちは落ち込み、脳にも悪影響を与えてしま うことも。老いや衰えは、生物であれば仕方がないこと。ネガティブなことではありません。


“ご機嫌脳”の作り方そう考えると50代は、今ある姿を受け入れる準備をしないといけない時期だと思うのです。50代をどう過ごすかで、これから先の脳の機能も決ま ります。加齢で脳も変わっていくことも受け入れつつ、賢く成熟していけたら、もっと機嫌よく暮らせるようになるはずです」 と中野さんは言っています。

配信 Willmake143


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