新聞紙体操

2020-08-06

新聞紙体操
新聞紙体操私たちの曰常生活では、手のひらや手の指に比べ、足裏から脳に伝わる感覚情報が極端に少ないそうです。
手を働かす筋肉は27種類ありますが、足首や足の指を働かす筋肉も22種類と、相当多いのです。
しかし、手は巧妙な動きができるのに対し、足は立つ、歩く、走るといった単純な動きにとどまっています。

脳の運動神経細胞は、手や足から伝わる感覚情報を基に、筋肉に働くよう指令を出しています。
ところが、現代人は靴や靴下をはくことが増え、足裏の感覚が鈍りがちです。脳に届く情報も少なくなり、足の筋肉を担当する脳の運動神経細胞は指令を出す機会が減り、衰えていきます。
そんな足をよみがえらせるには足の指先で新聞紙を動かす「ジリジリ足指たぐり運動」がぴったりだと2020年7月5日付の毎日新聞が紹介していました。

解説しているのは元東京都老人医療センター病院長の林泰史先生です。
足を支える筋肉を細かく動かすことで、多くの情報が脳に伝わり、運動神経細胞が活発になります。歩いていてつまずいた時にも、とっさに足の筋肉を総動員してしっかりと踏ん張り、転倒を防ぐことができるようになります。
それだけでなく、脳が活性化し、物覚えを良くしたり思考力を向上させたりすることにもつながるそうです。
最近のリハビリテーション医学では、手足の運動訓練によって運動神経細胞の働きが活発になり、その数も増えることが脳画像検査で確認されています。
こうした目的のリハビリ訓練は「ニューロ・リハビリテーション」と呼ばれ、重要視されています。「体に良い」として昔から好まれている青竹踏みも、同様の仕組みだと新聞には書いてありました。


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配信 Willmake143


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