血中酸素濃度の急低下に注意

2021-08-20

血中酸素濃度の急低下に注意新型コロナウイルスの急速な感染拡大に伴い、自宅療養をする患者が増えています。
軽症患者でも容体が急変することが、新型コロナの特徴です。流行の主流となっているインド由来の変異株(デルタ株)は、従来株に比べて若い人でも重症化しやすいとされています。
自宅療養での「万が一」を防ぐために、何に気をつけたらいいのかを2021年8月18日の毎日新聞が伝えています。


血中酸素濃度の急低下に注意多くの新型コロナ患者は軽症のまま回復に向かいますが、一部の患者は症状が急速に悪化する場合があります。
感染拡大の第4波では、大阪府などで治療を受けられないまま亡くなる自宅療養者が相次ぎました。
自宅療養中の患者には少なくとも1日1回、自治体の担当者が電話やスマートフォンのアプリなどで体温、たんやせきの状態、全身の倦怠感や吐き気、下痢の有無などを確認することになっています。

悪化のサインとして注意が必要な症状は、唇が紫色になった▽呼吸数が多くなった▽急に息苦しくなった▽胸の痛みがある▽座らないと息ができない▽意識がもうろうとする▽脈のリズムが乱れる感じがするなどです。
患者本人や家族など同居人が気付いたら、すぐに自治体の窓口に連絡する必要があります。新型コロナでは、症状が進行して血中酸素濃度が低下しても、本人が息苦しさを感じない場合があります。


血中酸素濃度の急低下に注意そのため、政府は酸素飽和度を測る「パルスオキシメーター」の配布を強化しています。
感染症の専門家は「自宅療養者は血中酸素飽和度が90%前半を下回るなど、急激な低下がある場合は注意が必要だ」と呼びかけています。

配信 Willmake143


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